第14章 はじまる合宿
澤村side
貴「また宜しくな、飛雄」
影山「はい!俺、頑張ります!」キラキラ
月島「……あんなキラキラした王様初めてみるんだけど」
山口「未だに慣れないね…」
月島達の言う通りいつも無表情で笑顔なんか見せた事がない影山を見てる俺達は、今の影山の嬉しい笑顔に驚愕
あんな表情を出来るのかと、いや…東條にしか見せない表情だなあれは
恋愛に鈍感な奴でも分かる、影山は東條に想いを寄せてるという事
田中「影山くーん?何、抱きついてんのかなー?」
夕「羨ましいぞこのやろー!!」怒
影山「別に良いじゃないですか!!」
田中「良くない!東條様も嫌がってる!!」
貴「?嫌じゃないけど、飛雄は可愛い後輩だよ。中学からのお気に入り」ニコ
影山「!!お、お気に入り…⸝⸝⸝」
月島「東條先輩、目大丈夫?王様は可愛くないよ」←
影山「んだとゴラァ!!」怒
澤村「お前ら、そこまでな」
ひとまず、このままじゃ終始がつかないので無理矢理話しを進める
★★
貴「……音駒との練習試合か」
遅れてやってきたコーチになった鳥養さん、そしてしばらく不在だったが復帰した3年のエース的存在の東峰旭先輩、先程サーブを打ってくれと言ってきた同い年の西谷夕。
青城の練習試合には居なかった3名で、先程軽く自己紹介した
そして今は、鳥養さんから東京の音駒高校の練習試合があるからとそれに備えて合宿を企画していた
日向「…合宿…」
貴「日向、何か嬉しそうだね」
日向「はい!合宿とか初めてやるんでワクワクしてます!」
キラキラ輝かせながら話す日向は、何か可愛い←後輩大好き
ギュッ
日向「!?」
貴「可愛いな、日向もー」ニコニコ
日向「○☓△!?⸝⸝」←混乱中
菅原「日向、息をしろ!!東條も簡単に抱きつかない!!」
貴「菅原さん、何言ってんですか……私が抱きつくのは後輩だけですっ!!」←
菅原「そこは威張るとこじゃないから!!」
影山「怜花さん!抱きつくなら俺だけにして下さい!!」←
菅原「影山も言うところ違う!!」
澤村「…一段とツッコミ入れてるな、スガの奴」
旭「はは…」