第13章 入部
貴方side
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数日後
潔子「初めまして、3年マネージャーの清水潔子です。
宜しくね」
貴「…よ、宜しくお願い致します。清水さん」
潔子「?潔子で良いよ、私も名前で呼んで構わないかな?」
貴「あ、はい。私の事は名前で大丈夫です」
武田「宜しくお願いしますね、東條さん!」
マネージャーをやると決めた練習試合の数日後、私はまず顧問の武田先生を訪れた
すると紹介されたのは3年の美人な清水先……潔子先輩
クールそうだが、優しい表情で私を迎え入れてくれた
潔子「怜花ちゃんは、マネージャーの経験あるの?」
貴「…中学に助っ人としてならありますね、幼馴染みに頼まれて。元々中学は選手として頑張ってたんでたまにですが」
潔子「それは頼もしいね」
貴「宜しくお願いします」
潔子先輩、そして武田先生と澤村さん達が居る体育館に向かう
★★
体育館
ガラッ
武田先生「皆さん、少しだけ良いですか?」
澤村「武田先生?」
菅原「どうしたんですか?」
武田先生「今日から、新しいマネージャーが1人増えますので紹介しに来ました!」
田中「マネージャー!?」
夕「潔子さんの他に!?」
月島(……もしかして)
武田先生「入ってきて下さい、東條さん!」
影山「!」
貴「…2年の、東條怜花です。宜しくお願いします」
澤村「東條!入部考えてくれたのか!」
貴「………何だかんだで、私もバレー好きなんで」
菅原「勧誘し続けて良かったわ、宜しくな!」
縁下「宜しく」
夕「…り、龍!あの美人は一体!?」
田中「ふ、前に言った中学でセッター賞取った東條様です」キラ
夕「セッター賞!………あのっ東條さん、俺にサーブ打って来てください!!」キラキラ
貴「え」
田中「俺も見たい!」キラキラ
貴「…えっと…」
菅原「お前ら、困らすな!…ゴメンな、騒がしくて」
貴「いえ」
清水「この馬鹿2人は放っておいて良いから」
真顔でそう言う潔子先輩、意外とはっきり言う人だな…
ドンッ
貴「!?」
影山「怜花さん!また宜しくお願いします!」
勢い良く抱きついてきたのは飛雄