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【NARUTO】0.01の世界で【カカシ(六代目火影)】

第2章 second


 開けた衿元から手を滑り込ませると、スルリと簡単に肩から外れ、柔らかな生地が滑り落ちた。
 オフホワイト色のレースのあしらわれた、いかにも若い女性の好みそうな下着姿がカカシの目に留まる。



 どこにも無駄な肉はなく、所々に見られる古傷の小さな跡が、一年前は彼女も忍であったことを示していた。
 しかしそれ以外では、自分よりも若く、色白で健康的な20代の女性にしか見えない。
 カカシはそう思うと、まだ未来のある彼女の視力を限りなく0に近くなるほど奪わせてしまったことにチクリと胸の奥が痛み、僅かに眉根を寄せた。



 そんなカカシの表情を窺うことのできない彼女は、ピタリと動きの止まった肌色を見つめ、ただ感じる恥ずかしさに頬を染めて、胸を隠そうと身をよじった。



「なんで隠すの?」
 胸の前で組まれようとする腕を制したカカシは、目許の力を抜き、優しく彼女を見つめ返した。
『だって六…カカシさん…の顔は見えないのに、見られてる感じがするので…恥ずかしくて…』
 カカシは三日月形に目を細めた。


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