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不思議な迷宮に落ちていく

第12章 各領土に行ってみよう


帽子屋屋敷は紅葉が綺麗で…アリスたちに会いに行くのも忘れてしまいそうだった…
「冬になるとなかなか見れない景色よね…バザールも賑わっているのかな…」
秋といえば…もちろん食欲の秋だ…
本は元々あまり読まない方だったし、読んだとしてもゲームとか旅行とかの本を読むくらいだ…
ちょっとバザールを覗いてから帽子屋屋敷に向かおうかな…
基本問題を起こさなければ他領土に行っても良いからね…
そう思いバザールの方に向かっていると…
アリスがこっちの方にやってくる…
「スノウ…こっちに来てたんだ…」
「うん、帽子屋屋敷に行く前にバザールで買い物をして来ようと思って…アリスも一緒に行こう?」
聞いてみると…アリスは申し訳なさそうに断ると…
「ごめんね…ブラッド達がまたお茶会するって言ってて、使用人の人がスノウをバザールで見かけたって聞いたから呼びに来たのよ…」
あ~お茶会か…バザールはまた今度か…
「分かった!お茶会いこ!!」
秋のお茶会だから食欲の秋に丁度いい…茶菓子も秋らしい茶菓子かな…
アリスは食欲よりも読書の秋だからその事を言うと呆れられるんだよね…
苦笑いをすると…アリスと一緒に帽子屋屋敷に向かった…


「あ~忘れてた…」
私はいつもの通りに席に着くと目の前には…
かぼちゃのお菓子と一緒に…


人参のお菓子が…
「ねえ…ブラッド…人参って秋の食材だったんだね…私、初めて知った…」
「今日も紅茶が旨い…」
答えになってないし…
近くで人参を食べるうさぎさん…
私も一応ウサギだった時間もあったけど…そこまで食わない…
まあ、旅に出る前までは一緒に人参を食べたりしてたから良いけど…
流石にこの量は胸焼けがしそう…
絶対にこの領土と敵対したら人参が出て来そうで…勝てなそうだ…
中立地帯の人間で良かったよ…
「アリス…今度塔にも遊びに来てね…」
「分かったわ…」
ブラッド達から沢山の人参クッキーを受け取り…アリスと私はお互いに頷くと…
私はサーカスに向かった…
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