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不思議な迷宮に落ちていく

第12章 各領土に行ってみよう


私はサーカスに来ている…
賑やかな音楽で…時々残像の声が聞こえては消えていく…不思議な気分になる場所だ…
テントの近くに向かうと…赤い髪のお爺さん…いや、お兄さんが居る…
なんだろう…この感じ…
始めて会ったのに、私は…この人が大っ嫌いなようだ…
何か胡散臭いというかなんというか…
ナイトメアと似ているような気もするが…全く違うともいえる様な‥不思議な感覚…
違う時間軸の私がこの人の事が大嫌いだ…とかかな…
そうだとしたらつじつまが合う…
とにかく悟られない様に話しかけてみようっと…
「こんにちわ…」
「ん?君は…」
この人は不思議そうな顔をする…
「スノウです。よろしく」
「俺はジョーカーだよ…君は何者?余所者…ではないよね?」
この人…役持ちでしかも領主か…
私が余所者では無い事に気づいたか…
「私は…むぐっ!!」
答えようとしたらジョーカーに飴玉を口の中に入れられる…
私の好きな好きな味だし…
何でこの人は私の好みを知っているのだろう…
「ゲームをしようか…スノウ…」
「ゲームって…どんな…」
簡単さ…とジョーカーは答える…
この世界の人間は何かしらのゲームをしないと回らない…
私もその歯車の一部だから…例外ではない…
ジョーカーが提案したゲームの内容は本当に簡単だった…
私の正体をエイプリルシーズン中に見つけるだけって…
ゲームになってないし…
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