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不思議な迷宮に落ちていく

第11章 帰ってきた少女とジョーカーの国


目が覚めてすぐに執務室に向かうと…
アリスとグレイ…そしてナイトメアが居た…
「スノウ!!心配したのよ!!あと一歩の所で死ぬところだったって聞いて…」
帽子屋屋敷から駆けつけて来たらしい…
「ごめん…アリス…でさ…」
外の様子がなんだかおかしい…
さっきから寒気がするし…
「ねえ、この世界って…季節なんてあったっけ?」
しんしんと雪が降り積もっている…
冬…なのかな?
「スノウもエイプリルシーズンは初めてだったな…」
ナイトメアは頑張って説明しようとしたが…吐血し…主にグレイが説明をしてくれた…
さっき私の事を口説いていた夢魔は何だったんだろう…
各領土にそれぞれ違う季節があって…クローバーの塔は冬らしい…
今回の催し物の主催者はジョーカーのサーカスらしい…
アリスは余所者だから自由参加だが、私は役持ちなので参加が義務付けられている…
面倒だな…
「それと、時計屋が心配してたぞ…」
「えっユリウスが‥‥?」
ユリウスの部屋に寄ってから各領土めぐりに行くか…
「気を付けて行っておいで…」
「マフラーと帽子かぶって…ほら…」
グレイ…何処から出したの?そのマフラー…
エチケット袋といいマフラーといい…何処に隠し持っているんだろう…
まあいっか…
ユリウスに久しぶりに怒られてこよう…
エースも居るかな?
ココア…淹れてくれるかな…?
あっちの時の流れとこっちは違うからあれだけど…
7年近くあっていないのよね…皆とは…
早く会いたいな…
ユリウスとエースは兄のような存在だったからね…
そう思い…部屋を出るとユリウスの部屋に向かった…


ウソの季節がやって来た…
2人の道化師が笑うサーカス…
エイプリルシーズン…
恩赦の期間…
恩赦の後に待っているのは…
牢獄か平穏かそれとも…
銃弾飛び交う Wonder world
ゲームの行方は!?
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