第11章 帰ってきた少女とジョーカーの国
私はあの戦いから数日が経ち…
ユキ達の居るホグワーツからクローバーの国に戻って行った…
あの戦いの最中…なぜ私は役持ちになれたのか分からないけれど…
まあいっか…みんな無事だし…
私は時間の流れの一つだから完全に組み込まれる前に国に戻らないと…
ナイトメアとかグレイとかアリス…心配してるだろうな…
特にナイトメアは私が何をしているのか知っているみたいだから何言われるか心配だけど…
私はハリー達に付いていって援護していただけだから危険な事に首をつっこんだりしてないんだからね‥
って言っても怒られそう…
それ以前に危険な事に首をつっこんでないで戻って来いと言う手紙を何度も来てたっけ…
何度か夢を介して私の所に来たよね…この夢魔は…
とか思いつつ狭間の空間を抜けると夢の中に入っていった…
ナイトメアは…居なそうね…
良かった…
「何が良かっただ…」
へっ?
後ろを振り向くと…
彼が腕組みをして立っている…
「何でここに居るの?」
「君を迎えに来たんだ…君はあの戦いで死ぬ所だったんだぞ!もし先に役持ちになっていたら確実に…」
あ~病人に説教されるなんて変な気分…
それ以前に何でその事を知ってるんだろう…
「君を最初の1年目段階で眠らせて…連れて帰ろうかとも思っていた…しかし、君が楽しそうにユキと魔法を学んでいるから行動できなかった…」
こっこわ…
「…で、君は決めたのか?」
「決めたって…何を?」
ナイトメアは雷に撃たれたような顔をした…
えっ?私…何か見当違いな事を言った?
「いや、良いんだ…忘れているのなら…」
彼はスノウを抱き寄せる…
「なっナイトメア!?何するの?」
「結婚してくれ…スノウ…私は、君をもう二度と手放したくないんだ…」
え~とこれって‥
私…プロポーズされたの…?
何かを言おうとすると…彼に口をふさがれる…
普段はひ弱でヘタレな夢魔なのに…
しかも答えは今度で良いって…
次の時間帯からの勤務の時変に意識しちゃうじゃない…
だんだん目が覚めていく…
クローバーの塔はもうすぐだ…