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不思議な迷宮に落ちていく

第9章 アリスと兎と会合


会合が無い時間帯…
3時間帯位休憩を貰えたスノウは魔法薬屋で薬を作っていた…
「…こんなもんかな、お店のストック分も作ったよ!」
「ありがとうございます!」
ユキの事について話してから結構な時間帯が過ぎ…
最近は魔法薬を作る事に慣れてきた私は…以前ユキが作っていた薬を作っている…
中でも風邪薬が人気らしい…
普通の風邪薬とは違って、副作用が全く無い薬らしい…
ってかこの国に薬局ってないよね…確か…
だから、魔法薬屋に病院から渡された処方箋も来るので、ある程度の薬のストックも必要だ…
今の所、従業員の方々に手伝って貰いつつ作っている…
「もうそろそろ休憩っと…ん?」
誰かが入って来たのかなと思い…入口の方を見ると…
「やあ、スノウ」
「ナイトメア…また逃げ出してきたの?」
確か、今の時間帯は…
「きゅっ休憩貰ったんだ!!グレイも…スノウも仕事仕事って…私は偉い上司なのに…」
偉い上司…ねぇ…
あの書類の山が片付いたとは思えないし…逃げたな…
ってか私の居るお店に来るって…グレイから逃げた意味が無いじゃん…
盛大にため息をつくと…ナイトメアはふてくされてしまった…
「今回は君に会いに来たんだ…」
はぁ…今は魔法薬屋での仕事中って事が見えないのかな?
ちらっと従業員の方たちを見ると…
「スノウは休憩をなさってください…」
「後は私達にお任せください!」
2人は優しいな…
「ありがとう!今から支度するから待ってて!」
ポケットにお財布と水色の石を入れて…緑色の懐中時計を斜めにぶら下げると入り口に向かった…
石の正体は分からないけど…何となく持っていればいつかユキに会える気がしてならなかった…
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