• テキストサイズ

不思議な迷宮に落ちていく

第9章 アリスと兎と会合


「疲れた~」
ようやく1回目の会合の期間が終わり…塔に平穏の日々が戻ってきた…
次の会合期間は30時間帯後らしい…
それまでは余所者のスノウとして過ごせるよ…
「お疲れ様…ココアを淹れたんだが飲むか?」
グレイはココアを渡してくる…
ナイトメアは例によって吐血して倒れている…
「ありがとう…ねえ、グレイ…」
私は…疑問に思っていたことを聞こうとすると…
ナイトメアがぷかぷかと浮遊しながら執務室に戻ってきた…
自分から戻って来るなんて珍しい事もあるんだな…
丁度良い…
「何がちょうどいいんだ?」
あ~思考読んだな…
「あのね…ちょっと私…いえ、ユキの事で聞きたい事があるんだ‥」
よくよく考えると分からないことだらけだ…
ユキ自身が何故魔女の役持ちになったのとか…
クローバーの塔の役持ちだった事は聞いたけど…
知っているルールだけ聞いても、なぜユキ自身が死んだ後に存在が分裂して違う世界に行ったのか…
色々謎が多いよな…
未だに記憶もあいまいだし…
以前、時計塔で話した時もユリウスも戸惑っていたし…
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp