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不思議な迷宮に落ちていく

第9章 アリスと兎と会合


スノウが兎になっている間…
一度塔の執務室に戻り…くつろいでいると…
「こんにちわ~」
アリスが来てしまった…
必至にグレイとナイトメアに首を振って…自分は居ないと…合図を送る…
「あ~スノウはだな…今違う部署に書類を届けている最中なんだ…」
ナイトメア!ナイス!!
グレイはスノウを膝の上に乗せて仕事をしている…
いい加減放してほしんだけどな…
溜息をつくと…アリスと目があった…
ヤバい…気づかれた!?
アリス…こっち向いてるよ…
どうしようかと…考えていると…
「この兎…ペーターじゃないわよね…?」
「ああ…この子は…ユキっていうんだ…」
ユキって…私の前世(?)の名前じゃんかよ!
でも、グレイ…ありがとう…
特に…異世界から戻って来てくれて…(汗)
可愛い小動物が大好きなのは分かったから…
ほっとしていると…
アリスがスノウを抱き寄せて来た…
懐かしそう…いや、優しそうな目で見てくる…
どうしたんだろうと…見ていると…
急に耳を掴んできた
「!!…痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!」
嬉しそうにアリスは耳を引っ張る…
いつもとキャラが変わってるよ…アリス…
この間のエリオットが言っていたのってこれの事だったんだ…
あー痛い痛い痛い!!
ちらっと二人を見ると…ナイトメアとグレイは青ざめてみている…
心の中でも叫んでいたせいか…
「もうそろそろやめたらどうだ?アリス…この子の耳が…もげるぞ?」
「兎って何で可愛いのかしら…」
やっと手を離してくれた…
痛いよアリス…
ってか性格変わりすぎだよ…
耳をさすりながらちょこんと座りこむ…
アリスはまだスノウの事を観察していた…
「そういえば…さっきの声…誰かに似ているのよね…誰だったかしら?」
「きっ気のせいじゃないか?…なあ?グレイ…」
「そうですね…」
…その後、時間帯が変わり
夜になったのでアリスは帰って行った…
その次の時間帯…スノウはやっと元の姿に戻ることが出来た…
この後…憂鬱な催し物で忙しくなる事も知らずに…
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