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不思議な迷宮に落ちていく

第8章 クローバーの塔と仕事と魔法薬屋


「なにこれ…」
いやいや、マンガやアニメじゃあるまいし…
あんなに何で書類が積み重なっているのよ…
あの積み方…ある意味職人技かも…
「グレイは…まだ探しているのか…」
とりあえず…執務室までナイトメアを連れて来る事に成功したのは良いけど…
グレイは戻ってこなさそう…
ナイトメアは吐血して倒れているし…
魔法で連絡するか…
紙にナイトメアが見つかった事を書くと紙飛行機を折って飛ばす…
アリスが遊びに来ていなくて良かった…
まだ彼女にはこの事を話すべきではない…
いつかは気づかれるかも知れないけど…ね…
そういえば…クローバーの塔に滞在し始めてから魔法の調子が良いよな…
って言っても魔法が使える様になってからそんなには経っていないけど…
どうしてだろう…
いつか理由が分かるのかな…?
そう思っていると、ナイトメアがむくっと起きた‥
「うぅ~」
「何?仕事するの?それとも薬飲む?」
前に拾った砂時計を見ながら…問いかける…
そういえば一回も使った事が無い…
「薬も嫌だし仕事も嫌だ…」
このダメ上司が…
「だっダメ上司だと!?」
「だってそうじゃない…」
ナイトメアが何か言い返そうとしたら廊下の方から誰かが走って来た…
グレイが大慌てで帰ってきたようだ…
良かった~これで仕事が貰える…
グレイが上司だったらよかったのに…
「ナイトメアならここに居るよ~」
「ありがとう…君は優しい子だな…」
うわっキラキラしてる…
カッコいいお兄さんが可愛く見える…
ナイトメア…どんだけグレイに苦労かけさせているんだよ…
喜び方が…
よっぽど大変なのね…ナイトメアのお世話が…
ナイトメアのサボり魔…ヘタレ…
「おーい…スノウ~さっきからグレイの肩ばかりもっていないか?私の事はボロクソ心の中で思っているだろう!」
「気のせいよ…で、仕事って何すればいいの?」
ナイトメアでは無くグレイに聞く…
「そうだな…スノウ」
支持を貰ってる間…ナイトメアは…
「どうせ私は尊敬されてないんだ…」
部屋の端っこで毛布に包まり…芋虫になっていた…
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