第4章 舞踏会とゲームの終わり
「ねえ、ナイトメア…」
「ん?どうした?」
私は今…夢でナイトメアと会っている…
理由はもちろん…あの写真の事だ…
「その答えは…君自身が一番よく知っているんじゃないのか…?」
「…どういう事?」
私自身が知っているって…
「ふふ…さてね…」
夢魔…ナイトメアが近づいてくる…
「なっ何よ…」
よく見るとナイトメアってカッコいいんだよね…顔立ちも良いし…
「なっ…私は何時だってカッコいいんだぞ!」
はいはい…
…で
何で私が映っているんだろう…
確かに小さい頃お気に入りだった服を着ていた写真だった…
それとも私とよく似た人なのかな…?
「写真の事は忘れるんだ…忘れて…」
夢の中なのに睡魔に襲われる…
「な…んで…」
…
…
…
「君は…魔女と同じ道を歩まない方が良い…キミは…魔女の…だから…」
スノウは微かにナイトメアの声が聞こえていた…
多分、起きたら忘れているんだろうな…
そう思い、深い眠りに着いた…
…
…
‥
・
「ナイトメア…」
「ユキ…来てたのか…」
「ええ…」
ユキはスノウの方に近づく…
手を額の上にかざすと…
一言…
「かの者の記憶の一部よ…消えよ…」
…と唱えた
…
暫くして…
「もうそろそろ…あの時間の事を…教えてくれないか?…の事を…あと、君の時計の所在も…」
「ええ…良いですよ…」
ユキは杖を振り上げ…自分の領域…
狭間の世界にナイトメアを連れて行った…