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不思議な迷宮に落ちていく

第3章 夢と塔と日常


最近、夜の時間帯にはナイトメアによく会う…
まあ夢の中の夢で…なんだけど…
「私以上に引きこもりよね…ナイトメア…」
「しょうがないじゃない…」
あっアリス…さっきぶり~
でも、それもそっか…この人は…
「誰が、ひ弱で病院嫌いで注射嫌いの引きこもりなヘタレ夢魔だ!!‥二人の心の声が同時に届いたぞ!!」
聞きたくない事だったら、遮断すればいいのに…
「油断したんだ!」
はいはい…ってあれ?
「ナイトメアって…外には出てこないの?」
一応この人も役持ちだから出られるのかな…?
「出られる事には出られるが…」
やっぱり出られるって事は…
「そっそんな事はないぞ!!…ってかなんで二人とも同時に同じことを考えるんだ!」
え~だって…
アリスの方を見る…
彼女も呆れた目でナイトメアを見ていた…
「スノウよりも引きこもりよね…ナイトメアって」
「そうそう…って!アリス…私インドア派だけど引きこもりってわけじゃぁ…」
「携帯ゲームをしている時のスノウは引きこもりよ」
ひっひどい…
・・・で、ナイトメアは何で外に出てこないんだろう…?
「ここが違う国だからだよ…」
はっ?違う国?どういうこと?
「私にとっては違う国なんだよ…夢を通じて君達の夢に行くことが出来るが…」
そうなんだ…
多分それもルールなんだな…
アリスは理解していないようだが…何とか理解できた…
私よりアリスは頭が良いから余計に考えているんだろうな…
「…」
ん?ナイトメア…どうしたの?
「君は…いや、何でもない…」
なんだよ…言いたい事があるならいいなよ…
「あっそうだスノウ…ブラッドがまた次の昼の時間帯にお茶会をするみたいなんだけど…来る?」
えっ本当?
「行く!!ブラッドにも伝えておいて!」
「ええ、伝えておくわ…」
「丁度、目覚める時間だ…」
視界がぼやけてくる…


最後に…
「また後でな…スノウ…」
というのが聞こえた…
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