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不思議な迷宮に落ちていく

第3章 夢と塔と日常


目が覚めると…ユリウスの部屋のベッドの上で寝転んでいた…
「あれ?」
「…起きたのか?」
もしかして…ユリウスが運んでくれたの…?
「これからスノウはベッドで寝ろ…床で寝ているとあいつを思い出すようで…」
あいつ…?あいつって…?
聞こうとすると…
「おーい!ユリウス!!」
元気で爽やかな青年が入って来た…
赤い服…って事は、もしかして…ハートの城の人かな?
剣を持っているって事は、騎士とかかな…?
と、観察をしていると…
不思議そうな顔をしてその青年が見てくる…
「ユリウス…いつの間にこの子を攫ってきたの?」
「攫ってきていない!」
はっ?攫う?
私が勝手に転がり込んできた居候なんですけれど…
「え~っとどちらさん?」
「あ~俺、エースっていうんだ!!君は?」
この人はエースっていうんだ~
爽やかそうなお兄さんだな~
「いや~ユリウスが女の子と同居してるなんてな~ははっ…水臭いぜ」
この人…明らかに誤解している…
どうしようかと周りを見渡すと…
「ユリウスの事、宜しく頼むぜ!!ははっ」
あっ行っちゃった…
まあいっか…
ユリウスも仕事に戻っているし…
「そういえば…」
「なんだ?」
「時計屋の仕事って、ユリウスが一人でやっているの?」
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