第1章 出会いと別れ
BAR Homra前
私はアンナちゃんと、手をつないでBARの前に来ていた。
あ「大丈夫?」
ア「ありがとう。........凛....入る?」
あ「っ........ぅん。ねぇ、アンナちゃん........多々良....多々良が持ってたこのくらいの箱って....まだある?」
ア「うん。でも....鍵がかかっててあかないの。」
あ「私に見せて欲しいの。」
ア「凛は....多々良を、知っている?」
あ「............うんっ....」
ア「わかった。」
あ「ありがとう。」
カランっ カランっ
草「すまんなお客さん今立て込んどって!....って?!アンナ!?」
八「アンナ!?」
草「アンナ無事やったんか!」
ア「うん。ごめんなさい。」
草「あんたがアンナ助けてくれたんか?!」
あ「............((コクンッ」
草「ほんま!おおきに!」
あ「........アンナちゃん。」
ア「座ってて。」
私は言われるままにソファに座った。
目の前には赤い髪の男が目を閉じて座っていた。
だが、威圧感が半端なかった。
ア「........凛....これ。」
草「アンナっ!それはっ!!」
あ「ありがとう............」
目の前に置かれた箱を手にとろうと手を伸ばした。
しかし................