第1章 出会いと別れ
ア「っ!」
あ「................離して................................。」
草「っ。」
草薙さんに開放された私は、うつむいたまま箱の鍵を開けた。
八「これって!」
草「............写真?」
あ「................多々良らしいや........(つω`*)」
ア「これ............」
あ「私と多々良の............思い出........」
尊「おい。」
あ「なに。」
尊「どこのクランズマンだ。」
あ「........フッ............行ってなかったね........私はクランズマンじゃない。............私は........第五王権者緑の王。」
私は、今まで伏せていた顔を上け、目を開けた。
全-あア尊「はぁ?!」
草「目が....緑?!」
あ「( *°ー°* )」
八「でも!なんで髪は赤なんだよ!」
あ「............多々良が好きな色だったから。」
草「........何があったんや............あの夜。」
あ「................多々良は、私を庇って死んだ。」
草「っ?!」
あ「私が............殺したようなもの。」
そう、私が殺したようなもの。
私がもっと早くに力を使っていれば。
多々良を誘わなければ。
多々良が死ぬことも、私が一人になることもなかったんだ。