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暁の契りと桃色の在り処 ー信ー

第8章 福を呼ぶのか、闇を呼ぶのか


季節は廻る

この世も先の世も

それは変わらない。

冷たい雪が溶けて

暖かい風が吹く。

花が咲いて

新緑が庭を彩る。


そんな景色を貴方と見たい。

毎年変わらないだろうと、貴方は笑うだろう。

けれど、私は

貴方と迎える四つの季節の中で
小さくてもいいから
幸せを見つけたい。

貴方がいて

私がいる

貴方と私は二人でひとつだから。



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