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暁の契りと桃色の在り処 ー信ー

第7章 かぐや姫の故郷


帰りたいとか
恋しいとか

会いたいとか
寂しいとか


何にもありません。後悔もしていません。

…それは、嘘。

天守で貴方と過ごした月夜に
涙を流して
思いだした事もある。

そんな
穴が開いたような心を埋めるのは

貴方から伝わる熱。

その熱が体を巡って
私は満たされる。

だから私は

今も、ここにいる。



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