第27章 ♡寝ている友達の前で / ※微裏
『はい、どうぞ、つまらないものだけど』
「ありがとう、凄い美味しそうだよ!」
轟「すげー美味そうだな、酒が進む」
『2人ともビールでいいかしら?』
飯田「はい!お心遣い感謝します!」
『ふふっ、はいどうぞ!』
「…僕がやるから、いいよっ、君は休んでてっ」
『大丈夫だよ、それにお客様なんだから、あ、轟さんもどうぞ?』
轟「すまない…」
『じゃあごゆっくり!何かあれば言ってくださいね』
2人にお酒を注ぐと邪魔しないようその場から離れた。
*
しばらくして、急に静かになった。
ちょうど後片付けも終わったから、どうしたのだろうとリビングに行こうとしたら出久くんがキッチンに入ってきた。
「…2人とも寝ちゃったみたい」
『えっ?どうするの…?』
「もう少ししたら、起きると思うよ?それより…」
出久くんの声色が変わった。
「リルルちゃん…2人に色目使ってた、よね?」
目の前に立たれて、普段とは違う出久くんの姿にぞくっとする。
思わず後退りしようにも後ろは壁だった。
『そんなことないよっ…出久くんの友達、だから…』
「…本当に?」
壁に手をつかれて、びくっとした。
『……っ⁉︎//』
「どうして、逃げるの?」
耳元で話されながら、出久くんの右手が太ももに触れる。
「やっぱり、家に呼ばなきゃ良かった、かな…?」
『…出久、くんっ…///』
だんだん太ももから、お腹、胸へとあがっていく。
『…っ⁉︎ まっ、て…っ//』
「どうしたの?、もしかしてもう感じてるの?」