• テキストサイズ

旗幟鮮明【炎炎ノ消防隊】

第29章 女子会


***聴視点***

紅と紺兄がシンラくんの退院祝いを持って行って、しばらく。

マキちゃんとタマキちゃんから

「ランチしましょう!!」

という旨の連絡をもらい、休みを合わせた私は、第8の隊舎前に来ていた。

『あら~、これは…。もうちょっとどうにかならないのかな~…?』

まぁ、当人たちが放置しているなら、外野が口出しすべきじゃないんだろうけど。

…果たして放置しているのか、改修したくても時間がないのかは知らないが。

「聴さーん!」

「こんにちはー!」

目の前から、手を振りふりやってくる2人。うん、なごむね。

『2人とも、こんにちは。元気そうで良かった』

「お気遣いありがとうございます」

「わぁー!聴さん、洋服だ!すごく似合ってます!」

マキちゃんはお姉さんで、タマキちゃんはザ・女の子って感じだ。いいね。

『ありがとう。2人もよく似合ってるよ、可愛い』

普段とは全く違う華やかさに、女子会だなぁ、なんてしみじみと思った。

道中も3人でいろいろな話をしながら、1軒のレストランに入る。

「聴さんは、第6のホァン大隊長はご存知ですか?」

『たしか、能力者の治療なら彼女以上はいない、だっけ?』

質問してきたマキちゃんも、マキちゃんの隣に座ってるタマキちゃんも、首を縦に数回振った。
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp