第23章 詰所の医者との手合わせ
***アーサー視点***
聴さんと2人で向かい合う。
あの破壊王が支配する浅草の姫だからな。さん、をつけることにした。
「俺はいついかなるときでも、本気でやる。…騎士だからな」
『ふふ、期待しとくよ。…紅、稽古でいいんだよね?』
「阿保か。お前の実力が知りてぇって言ったのはこいつらだ。本気でやれ」
『あぁー…。まぁ、心が折れるような子たちじゃないか…』
なんか新門大隊長と話し合ってるが、よく分からん。
シンラのやつも、ん?って顔だ。
『それじゃ、いつでもいいよ』
ニコリと笑った聴さんに、エクスカリバーを抜いた。
そう、抜いたんだ、俺は。
「…は?エクスカリバー…?」
俺はいつも通りにやってるのに、相棒が姿を現さない。
『申し訳ないんだけど、アーサーくんは私と相性が悪すぎるんだよねぇ…』
混乱してる中で、聴さんの声が聞こえたと同時に、俺は突きが決まって倒れた。