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*・*刀剣男士と花咲く恋*・*【刀剣乱舞】

第11章 歌仙兼定vs大倶利伽羅 白と黒の誘惑・:*+.


俺の両腕の間で逃げ場がなくなったいろはは不安げな瞳で俺を見つめる。

「大倶利伽羅…さん?」
「俺がいろはに触れたいって言ったら…困るか?」
「っ…!なんでそんな事…」
「嫌なら言ってくれ」
「私は…あのっ…えっと…」
「時間切れだ。」

「んっ…!っ…大倶…」
俺はいろはの両腕を拘束し、唇を奪った。
ずっと触れたかった柔らかくて甘い唇を、少し甘噛みしたり吸ったりして刺激する。

「あぁ…んっ…やぁ…」
俺から与えられる刺激に今まで聞いたことのない色気混じりの声を出すいろはにさらに俺の欲望は昂まっていく。

「いろは…力抜いてくれ」
「んっ…!」
耳元で囁くとびくっと身体を震わせて、素直に俺を見つめ返すいろはが可愛くて、もっと蕩けさせたくて舌を挿れて口内を弄る。

「はぁ…もぅ…だめ…!」
歯茎の裏側をチロチロと細かく刺激したり、なぞるように大きく刺激すると、いろはの瞳は蕩けて潤み始める。

何度も繰り返す濃厚な口付けに、立っていられず崩れ落ちそうになるいろはの腰を抱き寄せ、脚の間に自分の膝をぐっと押し込む。

「本当に嫌か?」
「んんっ…やっ…そんなこと…」
俺は少し意地悪に耳元で囁く。
いろはがどんどん甘美な刺激を心地良く感じているのが分かって、嬉しくて子供じみた事をしてしまう。

「主ー!どこー?」
その時誰かがいろはを呼ぶ声が聞こえて、いろははとっさに俺を押し返した。

「私っ…行かなきゃ…」
「…待て。出陣から戻ったらちゃんといろはの気持ちを聞かせろ。」
「そんなっ!急すぎて…私…」
「どんな答えでも受け入れる覚悟はできている。」

いろはの顎を優しく掴み、しっかり自分の目と合わせる。
いろはは強い意志の宿った俺の瞳に抗えず、「はい…」と揺れる瞳で返事をした。

俺はいろはの頬を優しく撫でて、その場を後にした。



その後、私は自室での仕事を黙々とこなし、ふと時計を見つめる。

「もうそろそろ出陣した皆さんが帰ってくる時間だなぁ…。」

思い浮かぶのは江戸に出陣している、歌仙さんと大倶利伽羅さんの顔。

「私が好きなのは…」
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