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*・*刀剣男士と花咲く恋*・*【刀剣乱舞】

第9章 燭台切光忠 甘いお仕置き・:*+.


はぁ…。結局報告会に全然集中できなかったなぁ。

そもそもよく考えるとみっちゃんは私のどこを好きになってくれたんだろう…
私が告白して、振るのがかわいそうだったから?
優しいみっちゃんなら…ありえる!

しかもみっちゃんはいつも私を甘やかして、たくさんの愛を与えてくれてるけど、私は何を与えてあげれてる?
みっちゃんは完璧だけど、私は欠点ばかりだ。
あぁ…だめだ…考えれば考えるほど落ち込んでしまう…。

こういう日に限って報告会は早く終わって、もう本丸についてしまった。
いつもは早く本丸に帰りたい!みっちゃんが待ってくれてるって思うのに…
今日は少しみっちゃんに会うのが怖い。

「…ただいま」
いつもより小さい声で言ってみる。
「あーるじっ!お帰り!」
出迎えてくれたのは加州清光。
少しホッとして笑顔で返す。

「清光お出迎えありがとう。本丸に変わりはない?」
「今日も平和に終わったよ〜。それより燭台切が主の為にはりきって夕餉を作ってるから、早く食べに行こ?」
「う…うん。そうだね。私、荷物を置いてくるから清光は先に食堂に行っててくれる?」
「おっけー」

私は自室に戻りふと机の上の鏡に写った自分を見つめる。

はぁ。もっと綺麗で大人っぽかったらなぁ。

みっちゃんはいつもかわいいって言ってくれるけど、それは少し幼さが残る私への優しさ?
そもそもみっちゃんってどんな女性がタイプなのかな?
夜の生活もみっちゃんがリードしてくれて…正直みっちゃんは満足してくれてる?

ん?それより私最近太った⁈
みっちゃんの美味しいご飯をいっぱい食べてるからだ!
最近はみっちゃんがデザートまで作ってくれるから、ついつい食べ過ぎちゃって…
うわぁー…こんな身体で夜の生活に自信が持てるわけない…。

そんな事を悶々と考えていると足音が聞こえて部屋の前で止まった。
「いろはちゃん?入るよ?」
「みっ…みっちゃん?」
なぜか焦る私。
扉が開かれて愛しい人が現れる。

「どうしたの?なかなか食堂に来ないから迎えにきたよ。」
「あっ…うん。ちょっと書類を整理してて…」
「今日はいろはちゃんの大好物をたくさん作ったからね。行こう?」
優しく手を差し出してくれるみっちゃん。
手を握り返しながら、なかなかみっちゃんの目が見れない私。
食堂までの廊下でもうまく話せない。
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