第7章 御手杵 ピュアな彼の秘めた欲望・:*+.
「いろは痛くないか?」
「んっ…大丈夫です」
私を気遣いながら、奥に向かって出し入れを繰り返す。
「あっ!きもちい…んんっ」
「いろはの好きなところ、ちゃんと分かってるからな」
私をぎゅっと抱きしめ、気持ち良いところを重点的に攻めてくる。
その甘美な刺激は私を絶頂まで誘う。
「んんっ…はぁ…おてぎ…イっく!」
「俺も…っ…出していいか?」
私たちは中で強く絡みつき、抗えないほどの快感とともに絶頂に達した。
その後もたくさん口付けをして、彼の腕の中で眠りにつく。
御手杵さんは今日も私を蕩けるほどに甘やかしてくれた。
翌日ー。
「主。今日の近侍は俺だ。」
「骨喰さん。よろしくお願いします。」
「後で御手杵と万屋に行く。必要なものがあれば言ってくれ。」
「ふふ。ありがとうございます。本当二人は仲良しですね。」
「御手杵は抜けているから、側でいろいろ世話を焼かなければならない。」
そう言いながら優しくほほえむ骨喰さん。
そういえば御手杵さんは槍の二人よりも脇差の人達の方が気が合うって言ってたなぁ。
昨日の会話を思い出して笑みが溢れる。
その後仕事を終えた私は、廊下で買い物帰りの御手杵さんの姿を見つけて駆け寄る。
「御手杵さんっ」
「うん?いろはどうした?」
身長が192cmある御手杵さんは、いつも私と話すときに少し屈んで耳を傾けてくれる。
その一つ一つの優しさが本当に嬉しい。
「骨喰さんと万屋に行かれたんですか?」
「ああ。カステラ買ってきたから、いろはも一緒に食うだろ?」
「はい。ありがとうございます。」
居間で待っていた骨喰さんの隣に座る。
「んー!やっぱりカステラはうめぇなぁ。」
「御手杵さんカステラ好きだったんですね。あっ!その下の紙は食べちゃダメですよ!」
「そうなのか⁈今まで普通に食ってたぞ」
「御手杵…お前は山羊だな。もう少し人について学べ。」
「うーん。俺は突くことしかできないからな」
「…突く?おぉ!それは夜のことか?お熱いなぁ」
いきなり居間に入ってきた鶴丸さんが口笛を吹きながら私たちをからかう。
「鶴丸さん…そういう意味じゃないです…」
「何で夜なんだ?夜戦の話か?」
顔を赤らめ否定をする私とは裏腹に、全く意味を理解していない御手杵さんを見て、困ったように笑う鶴丸さん。