第5章 小狐丸 野性と理性の狭間・:*+.
私はその時の出来事を思い出して、ふふっと笑みを溢した。
ー夜。
「ふぅ…気持ちいいなぁ…」
審神者部屋のお風呂にちゃぷんと浸かる私。
このお風呂は石庭と竹林に囲まれた露天風呂になっていて、とてもリラックスできる。
その後寝支度をすませて、小狐丸さんの部屋を訪れた。
恋仲になってからは毎日こうして一緒に夜を過ごしている。
刀剣専用の大浴場から帰ってきた小狐丸さんは櫛を持って私の前にちょこんと座る。
「ぬしさま…?」
そして甘える声で櫛を差し出す。
私はそれで小狐丸さんの美しい髪の毛を優しく梳かしていく。
これが私たちの毎日の日課。
小狐丸さんは気持ちよさそうに目を細めて、尻尾をぶんぶんと振る。
大きな身体つきなのに、こういう時は本当に小狐みたいでかわいい。
「ふふ。かわいい。」
つい心の声が出てしまう。
「可愛らしいのはぬしさまですよ?」
そう言って小狐丸さんは私の頬を優しく撫でる。
「ぬしさまの全てが愛らしい。まん丸な瞳も、柔らかい唇も、小さな手のひらも…」
そう言いながら、その箇所に優しい口付けを落としていく。
「ちゅっ…色気漂う首筋も、豊かな二つの膨らみも…」
「んっ…小狐丸さんっ…」
口付けがどんどん敏感な箇所に落ちていき、ぞくっと快感に震える。
小狐丸さんは私の寝間着を少しずつ乱していき、白い肌がひんやりと外気に晒される。
「この綺麗なくびれも、柔らかい太股も…」
「あっ…んっっ…それ以上はだめっ…」
「ふふ。この蜜口から漂う芳しく甘い香り…私がすべていただいても?」
「ひゃっ!あっ…だっ…めぇ…」
小狐丸さんは私の秘部の蜜口を優しく舐め始める。
「んん…次から次に溢れ出る蜜…甘くて美味しい…」
くちゅくちゅと厭らしい音が室内に響いて、私の身体はますます熱をもつ。
「やっっ…そこっ…!んっ…」
くぱぁっと手で秘部を広げ、敏感な突起を舌で舐め上げる。
「あっ!中までっ…やぁぁ…」
舌で突起を刺激しながら、指が私の中をゆっくりかき乱す。
「ぬしさまはここがお好きでしょう?」
私の弱いところを熟知している小狐丸さんは、中の敏感なところばかりを刺激する。
「やっ!あぁぁあ…もぅだめっ!イっ…ちゃう…」
中と外の激しすぎる快感に耐えられず、私はびくんっと身体を震わせ果ててしまった。
私の中からゆっくり指を引き抜き蜜を舐める小狐丸さん。