第18章 大倶利伽羅 蕩けるチョコは甘い媚薬・:*+.
「はぁはぁ…。伽羅…」
「いろは…」
「伽羅…?っ…!…もぅだめだよっ…本当にだめっ!」
「だが…まだチョコタルトが残っている」
「っ!…ずるいっ…そんな甘えた顔で見たって…うぅ…」
「本当にだめか?…いろはもチョコも食べたい」
「もぅ…ひゃ…!あっ…あんっ…」
その後も二人は何度も何度も愛し合って、チョコレートよりも甘い甘い夜を過ごしました♡
ー翌朝。
「ん…」
「おはよう。」
「伽羅…おはよう…っ!」
私は自分の変わり果てた声に驚き、慌てて両手で口を塞ぐ。
「っ…俺のせいだ。すまない…」
「伽羅のせいじゃない。お願いだから謝らないで…」
気恥ずかしさで頬が真っ赤に染まり、目を泳がせる。
「他の奴等にはいろはが体調を崩して休養すると伝えてある。ゆっくり身体を休めてくれ。」
伽羅が私の頬を撫でながら、心配そうに見つめる。
「じゃあ…今日は一日中伽羅と一緒にいられるの?」
「あぁ。今日は側でいろはの世話をする。」
「ふふ…嬉しいなぁ。」
「っ!まったく…」
喜びではにかむ私をぐっと抱き上げる伽羅。
「まずは…風呂だな。」
「えっ?ちょっと待って…あのっ…つまり一緒に入るって事?」
「あぁ。付きっきりで世話をしないといけない。」
口元に色っぽい笑みを浮かべ、呟いた伽羅に胸がドキドキと激しく騒ぎ始める。
「伽羅…休養って言ったのに…。嘘つき…」
「ふっ…。いろはは何もしなくて良い。俺に全て委ねろ。」
バレンタインが終わっても伽羅に甘やかされて、とろとろに溶かされちゃういろはでした♡
Fin