第18章 大倶利伽羅 蕩けるチョコは甘い媚薬・:*+.
繰り返される甘くて蕩ける刺激に、絶頂の気配がすぐそこまで近づいてくる。
快楽に限界は無いのだろうか。
快感が増しすぎて、本当に壊れてしまいそうだ。
身体が緊張と脱力を何度も繰り返して、もう指一本自由に動かせない。
明日は声も出なくて、起き上がれないかもしれない。
でもこんなにも幸せなのは、満たされているのは…"伽羅"だからだ。
「伽羅っ…あっ…!もぅ…私っ…あぁっ!」
「くっ…!そんなに締め付けるなっ…はぁ…」
受け止めきれない大きすぎる快感に身体はびくびくと震え続け、お腹に放たれた熱を感じながら、くたっと伽羅に凭れ掛かり体を預けた。
【ここから先は伽羅目線♥︎︎】
「はぁ…はぁ…」
今の俺は本当に野獣だな。
満たされれば満たされるだけ、もっといろはが欲しくなってしまう。
「伽羅…大好き…」
俺に体を預け、脱力するいろはをぎゅっと抱きしめ、優しく頭を撫でると嬉しそうに俺の首筋に顔を擦り寄せてくる。
その可愛すぎる行動が、どれだけ俺を煽るのかいろはは分かっていないだろう。
この温かい体温をずっと感じていたい。
ずっと繋がっていたい。
いろはをもっと愛したい。
「ひゃっ…伽羅…?」
俺はいろはを抱きしめたまま身体を倒す。
俺に跨った体勢で、繋がったままのそれが気になって少し落ち着かない様子のいろは。
「まだ繋がっていたい」
「えっ…あっ…伽羅…もぅ…壊れちゃう」
俺の単純な欲望はまた熱を持ち、いろはの中でむくむくと膨れ上がる。
精一杯の抵抗で俺の胸を押し返そうとするいろは。
その健気な姿でさえも俺を昂らせる。
俺はいろはの背中に回していた腕にぎゅっと力を込める。
逃したくない。
離れたくない。
「だめ…伽羅…本当におかしくなっちゃう…」
「いろは…愛してる。…だめか?」
きゅっと唇を噛みしめて、何かに堪えるような顔をするいろは。
いろはが俺の"おねだり"に弱い事を分かっていて、困らせる俺は卑怯だ。
だが…今日だけは許してくれないか?
今だけはお前に甘えたい。
こんな情けない俺を受け入れてほしい。
「んっ…もぅ…ずるいっ…!伽羅…んっ…ふぁ…」
その表情が承諾を意味した瞬間、唇を塞いで言葉を奪う。