第17章 燭台切光忠 伊達男に身も心も奪われて・:*+.
「やっ…だめぇ…そんなっ…あぁ…!そこばっかり…んっ!」
みっちゃんの欲望が私の弱いところを何度も突き上げ、私の甘い嬌声が部屋中に広がる。
「んっ…僕も…っ…!いろはちゃんの中…僕でいっぱいにしていい?」
ずるいずるい。そんな歪んだ色っぽい顔で懇願するなんて…もう愛しさで頭がくらくらする。
「っ…ああっ…!みっちゃん…全部…ちょうだい…あっ…んっ!」
「んっ…!っ…いろはちゃん…!」
みっちゃんが律動を速めて最奥を激しく打ち付けると、身体がふわっとした浮遊感に包まれ、甘い快感の渦に呑まれる。
それと同時に私はみっちゃんの欲望をぎゅっと強く締め付けて、彼から放たれた甘い熱をすべて受け入れた。
「朝から可愛いいろはちゃんが見れて幸せだな。それに今日はいろはちゃんと一緒の任務だよね?」
「もぉ…みっちゃん朝からっ…でも私もすごく幸せだよ。一緒にお仕事頑張ろうね。」
みっちゃんは艶っぽく笑うと、愛しそうに私に口付ける。
その蕩けるような笑顔に私は弱い。
私はぎゅっとみっちゃんを抱きしめて顔をほころばせた。
「今日もみっちゃんが大好き。」
「僕の方がもっと大好きだよ。」
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数日前、私とみっちゃんは政府から特別な任務を授かった。
"戦国時代・天正17年の黒川城へと向かい、歴史修正主義者の動向を探れ"
「天正17年だと摺上原の戦いで伊達政宗公が勝利を納めた年だね。」
「うん。でも最近この時代に歴史修正主義者が時間遡行軍を何度も送り込んでいるみたいなの。」
「この戦いの後、政宗公が水面下で力を付けていくから、それを阻止しようと動いているのか…。」
「政府は敵の最終的な狙いは関ヶ原の戦いだと睨んでる。今回の私たちの任務は伊達政宗公を影から護衛することになりそうだね。」
時空移転装置で天正17年にやってきた私たちは、黒川城の城下町を歩きながら、今回の任務についておさらいをする。
「じゃあまずは黒川城に向かおうか!僕の縁の場所だから、いろはちゃんと一緒に来れて嬉しいな」
私の手をぎゅっと握って歩き出すみっちゃんはいつもより楽しそうだ。
「ふふ。ここはみっちゃんと政宗公の思い出の場所だもんね。政宗公ってどんな方だったの?」