
第16章 へし切長谷部 聖なる夜は貴方に絶対服従・:*+.

「あっ…んっ…やぁ…」
「主…これ以上俺を煽らないでください」
赤く柔らかい舌に俺の指が絡まるとぞくぞくと欲望が疼きだして、一刻も早く彼女と一つになりたい衝動に駆られる。
「貴方が可愛すぎて愛しすぎて…もう俺はおかしくなりそうです」
「そんな…んっ…あっ…ふっ!」
「主…俺の全てを受け入れてください」
俺は昂る欲望を彼女の蜜口に当て、ゆっくりと中に挿入する。
「あっ…んっ…!あぁ…っ!…んんっ…」
その愛らしい声が俺の耳を刺激する。
彼女の弱いところを欲望の先端で何度も刺激すると、彼女は身体を捩って悦ぶ。
その可愛い反応にあっという間に理性も飛び、ただただ貪欲に彼女を求めてしまう。
「長谷部さん…っ…!気持ちい…い…!あぁ…んっ…!どうしよう…あっ…んっ!」
「あぁ…主…!」
可愛い可愛い可愛い可愛い…!
紅潮した桜色の肌も、愛らしい声も、潤んだ瞳も、快感で歪んだその表情も…。
彼女の何もかもを独占したくてたまらない。
「んっ…貴方はどうして…っ…こんなに俺を溺れさせて…はぁ…!っ…俺も…もう…!」
「あっ…!んっ…長谷部さんの…あぁっ…全部…私に!あぁぁ…!」
「主…!主…愛しています!…っ!」
彼女が絶頂を迎え、俺のものを強く強く締め付けると、抗えない快感の渦が押し寄せる。
言葉にならないほどの幸福感が支配する中で俺は腰を震わせ、ドクドクと脈打つ欲望から溢れる熱を一滴残らず出し切った。
「主…お身体は大丈夫ですか?無理をさせてしまい、申し訳ありません…。」
俺は甘い倦怠感に幸せを感じながら、彼女を引き寄せて、ぎゅっと抱きしめる。
「長谷部さん…私は大丈夫ですよ。幸せいっぱいです。」
「情けないことに…また他の刀剣に嫉妬してしまいました。どんな罰も受けますので仰ってください。」
「そんな罰なんて…。私もさっき長谷部さんにすごく寂しそうな顔をさせてしまってごめんなさい。」
彼女は俺の頬に優しく触れて、柔らかな瞳でじっと見つめながら言葉を続ける。
「長谷部さん。もし良ければ…明日の夜は街に行って二人だけでクリスマスを過ごしませんか?」
「っ!主!!本当ですか!?嬉しすぎて言葉が見つかりません!」
「ふふ…じゃあ決まりですね!楽しみにしています」
その後、俺は明夜が楽しみすぎてなかなか眠れず、可愛い彼女の寝顔を見つめながら朝を迎えた。
