第15章 鶴丸国永 君に恍惚な驚きを…・:*+.
「そんな煽るような瞳で見るなよ?俺も余裕がなくなってしまうぞ?」
「だって…鶴丸さん…」
「大丈夫だ。これからもっと気持ちよくさせてやる」
「んっ!ああっ…!あっ…」
鶴丸さんは自分の昂った欲望を蜜口からぐっと中に沈める。
さっき焦らされた分、甘い快感が爆発するように押し寄せる。
「いろははここが弱いだろ?」
「やだ…あっ!っ…そこばっかり…んっ!」
私の身体を知り尽くしている鶴丸さんは、私の弱いところに何度も欲望を擦り付け、私の中はきゅっと鶴丸さんを締め付けて悦ぶ。
でもなんだろう?この違和感…
いつもよりも少し荒々しい気がする。
何かに怒っているような…
「あっ!やっ…激しっ!…あぁ…」
「俺に抱かれてる最中に考え事なんて感心しないな?まだまだ余裕ってことか?」
私の考えを見透かしたように鋭い熱を持った瞳に捕らえられ、目が離せなくなる。
「ちがっ…!あっ…つるっ…やぁ!んっ」
鶴丸さんは私の脚をぐっと持ち上げて最奥を激しく何度も何度も突きあげる。
その快感に抗えず、私は絶頂を迎えたが、鶴丸さんは腰の動きを止めてくれない。
「やっ!イっちゃったの…鶴丸さん!もぅ…」
「あぁ知ってる。だが…まだだ」
鶴丸さんは快感で歪んだ表情で私を見つめながら、耳元で艶っぽく囁く。
「こんなもんじゃ君は満足できないだろ?」
「っ!そんなっ…あぁっ…待っ…んっ!」
その後も何度も何度も絶頂を迎え、私は快感に溺れながら意識を手放した。
その後、すやすやと寝息を立てるいろはの頬を少し苦笑しながら優しく撫でて、鶴丸は刀剣専用の大浴場に向かった。
「おっ!先客がいたか」
「鶴丸か…。珍しいな」
鶴丸は先に湯船で寛いでいた三日月の隣に並ぶ。
「はぁぁぁ。やっぱり風呂は良いなぁ。」
「いろはと何かあったか?」
「こりゃ驚いた!…なんで分かるんだ?」
「純白の鶴に影が見え隠れしていてな…。いやなに。じじいだからな。」
「じじいなのは俺も変わらない」と苦笑しながら、水面に映った揺れる月をぼんやりと見つめる鶴丸。
「自分でも驚くほど…いろはに溺れちまってる」
「ほう。鶴がいろはを寵愛しているのは以前からだったが…溺愛に至ったか?」