第14章 山姥切国広 私の純情愛刀・:*+.
「まんば君…あのねっ。あの春画はもう見ないで欲しいな…」
「あぁ。分かっている。もう俺には必要ないからな。」
「ふふ。良かった〜。まんば君には…私だけ見てほしいから…」
「っ!…可愛いこと言うなよ…。また…したくなる…」
「わっ…まんば君!あっ…んっ!」
それから甘い欲望に目覚めたまんば君と何度も何度も一つになり、意識を手放したのは日が昇ってからだった。
○●おまけ●○
「鶴丸。これは返す。」
「おー?その顔は…"男"になったな?」
「っ!とにかく…もうそれは必要ない」
「お熱いねぇ…。そう言えば三条の爺さんがいろはの部屋に入って行くのを見たな」
「なに!?」
山姥切は急いでいろはの部屋へ向かい、声もかけずに扉を開けた。
ばんっ!!
「わっ!まんば君?!」
「山姥切さん?どうしましたー?」
そこにいたのは楽しそうに話す今剣といろはだった。
「くそ…やられた…」
「まんば君?どうしたの?」
「いや。何でもない…」
「お二人の邪魔するのは悪いので、僕はもう行きますねー!」
まんば君は二人きりになった途端、ぐっと私を引き寄せて唇を奪う。
「んっ…まんば君…」
「いろは…したい」
「えっ?でも…まだお昼だよ?」
「関係ない」
「わっ…!あっ…」
今日も山姥切に愛されすぎて幸せいっぱいないろはでした♡
Fin