• テキストサイズ

「新テニ×ハム太郎」理想のペアとハムちゃんズ

第1章 理想のペアとハムちゃんズ



 「丸井くん、いい加減にして下さい」



 「お前こそ、ハムスターたちが心配じゃないのか」



 「……勝手にして下さい」



 「どこに行くんだよ、木手」



 「さっきの場所に戻れる方法を誰かに聞いてきます」



 「……オレはハムスターたちを探す」

 丸井と木手は別行動するかたちとなってしまいます。別行動していたとき、丸井と木手はそれぞれ相手の顔を思い出し、気持ちをモヤモヤさせていました。



 「(木手は冷たいところがあるよな。ハムスターたちも、もしかするとどこかで迷っているかもしれないというのに……)」
 と、丸井は思い、



 「(迷ったところからさっきの場所に戻るのが優先でしょう。丸井くんはお節介なところがあります。どこかに行ってしまったハムスターたちを探しても仕方がないでしょう……)」
 と、木手は思っていたのでした。



 丸井と木手がこう考えごとをしていると、丸井の前にオレンジと白のハムスター、木手の前に黄色いヘルメットをかぶった灰色と黒のハムスターが現れます。



 突然のことだったため、それぞれ別行動の理想のペアと、少年たちの前にそれぞれ現れたハムスターたちは瞬きを繰り返していました。
/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp