• テキストサイズ

「新テニ×ハム太郎」理想のペアとハムちゃんズ

第1章 理想のペアとハムちゃんズ



 通行人に聞き、ようやくペットショップにたどり着き、店員さんに見せると、理想のペアの思った通りでした。



 黄色いヘルメットをかぶった灰色と黒のハムスターは脱水症状で喉がカラカラの状態だったようです。ペットショップの店員さんはサービスでそのハムスターに水を飲ませてくれました。



 しばらくすると、黄色いヘルメットの灰色と黒のハムスターの目が覚め、初めは丸井たちに驚きますが、窓の外からのぞいていたオレンジと白のハムスターたちが教えてくれたようです。



 すると、黄色いヘルメットの灰色と黒のハムスターはきらきらとした眼差しで理想のペアを見つめたあと、ぴょんぴょん跳ね、何度も振り返りながら外へ行きます。



 「ちょ、ちょっと待てって」



 「どこへ行くんですか」

 ペットショップをあとにし、丸井と木手は黄色いヘルメットのハムスターのあとを追いかけました。



 仲間であるオレンジと白のハムスターたちもぴょんぴょん跳ね、理想のペアの方を何度も振り返りながら走り出します。丸井と木手が動かないでいると、先でハムスターたちは待っていました。



 「なあ、木手」



 「何ですか?」



 「ハムスターたち、オレたちをどこかへ案内したいのかな」
/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp