• テキストサイズ

「新テニ×ハム太郎」理想のペアとハムちゃんズ

第2章 理想のペアとトラハム兄妹



 「そこの君、オレはトラハムくんさ。良かったらこのあと、一緒にヒマワリの種を食べないかい?」
 と、誘ったトラハムくんですが、相手にはっきり断られてしまいます。


 「フラれましたね」
 またそう言った木手に、顔面硬直していたトラハムくんはマラカスを振り始めました。


 「次だ次! いえーい、いえーい!」


 「あ、トラハムくん…」
 走り出すトラハムくんの名前を呼んだ丸井でしたが、もう次のハムスターの女の子のところに行っていました。


 今度の相手は左耳の前にピンクのリボンを付けたハムスターです。


 「ねえ君、これから…」
 何と、トラハムくんが誘う前に相手に断られてしまいます。


 「ナンパしたメスのハムスターたち、きっとトラハムくんに合った子じゃなかったんじゃね」
 しょげていたトラハムくんを慰める丸井です。


 「そっか。うん、次だ次! いえーい、いえーい!」


 「ちがう場所に行ってみるか」


 「……」
 先に行った丸井とトラハムくんの後ろ姿を、木手はメガネを光らせながら遅れてついて行きました。


 その後も、トラハムくんはハムスターの女の子を何とかデートに誘い出そうとします。


 しかし、結果は同じで相手に断られてしまいました。
/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp