• テキストサイズ

【オーバーロード】慈愛の堕天使は王の秘書

第25章 作戦ーゲヘナー



念のため私も仮面で目元を隠してエントマを抱きしめた


「それぐらいにしていただきましょうか」

「エントマ大丈夫?帰ったらすぐ直してあげるからね」

「ここから先は私が変わりますから。レミエル様よろしくお願いします」


私の名前に敵が反応した。何故だ・・・?


「堕天使、レミエル…だと!?そんなっ、まさか…!」

「あら、私を知ってるってことはユグドラシルは知ってるのかしら?まぁいいわ」



「おいイビルアイ!お前の知り合いなのか!?」

「早く逃げろ!私たちでは敵わない!」



「レミ、エルさ、ま」

「大丈夫。帰りましょ異世界門ーゲートー」

「なっ!その魔法は!」

「下等種族には一生使えないものよ。ではごきげんよう」


エントマを抱き上げて、ゲートに入りプレアデスと合流した。


「レミエル様!エントマ!」

「少し苦戦したようね、ヒール。口唇蟲は新しいものを調達しなければいけないわね、ごめんなさいね」

「いいえ!とんでもありません!至高の君であるレミエル様に治癒していただけるだけで光栄なこと!!」

「そう。口唇蟲はアインズにお願いしましょうね」

「はい」


外が騒がしくなり、カーテンを開け窓の外を見るとゲヘナの炎の壁が出来上がっていた。


「あら、次のステップに移行ね」

「はい、レミエル様はいかがなされますか」

「そうねぇ、暇だし空から眺めていようかしら」

「あまり目立たないようにしてくださいね?」

「わかってるわよルプ。この仮面していればバレないし私もつまんないんだもの、それくらいいいでしょ?」

「危険だと判断したらゲートで帰還して下さいますようお願いします」

「わかったわ」


プレアデスはデミウルゴスの所に合流しに行き、私はというとゲヘナの中内で空に上がったらシャルティアが誰かを追跡しようとしていた。


「シャルティア」

「ああ!我が君!」

「誰か追っていたの?」

「いえ!」

「あら?爪が欠けちゃったのね、ヒール。これでドレスに引っ掛からないわね」

「このような事に我が君のお力を使わせてしまうなど申し訳ありません!」

「いいのよ、シャルティアの爪は綺麗な方がいいもの」


なんて話しているとマーレからメッセージが入り、シャルティアと別行動となった。
/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp