第4章 秘書としての役目?
「モモンガさんのバカ!何勝手なことしてんの!?はぁぁ・・・
ナーベラル、彼は私に任せて。ソリュシャンとお風呂の準備をしてもらえる?終わったらソリュシャンには待機するよう伝えて」
「かしこまりました」
急いで転移で彼の後を追ってサーチのスキルがなかったら完全に見失うところだった。
彼が転移した第一階層を歩いていくと、デミウルゴスの配下である者たちにであった。
「嫉妬、強欲、憤怒?なぜここに…?ぁ、いえ、それよりこちらにモモンガさんは見かけなかった?」
そういうと奥を指さしてくれた。なるほど、外に出たのか・・・。
「ありがとう」
奥へ歩いていくと外へ出て、デミウルゴスが異形形態となり空へ羽ばたこうとしているところだった。
私も即座に羽を広げ、空へ行こうとしたら目の前に・・・
「レミエル様、お手を」
「ありがとう」
私に気が付いてわざわざ戻ってきて手を伸ばしてくれた。そういう紳士なとこカッコいいなぁ。
エスコートされて雲の上まで飛び、モモンガさんを見つけた。
「キラキラと輝いて宝石箱みたいだ」
「そうね、とても美しい…」
「この世界が美しいのはモモンガ様とレミエル様の身を飾る宝石を宿しているからかと」
「ふふっ、私たち2人のなんて勿体ないわ。この宝石箱はナザリックのための物じゃないと、ね?」
「ははっ、そうだな。・・・なぁレミエルさん、世界征服なんて面白いかもしれないな」
「まぁ…。それは楽しくなりそうね」
彼の冗談は聞きなれてる。元々彼はそんなことする性格じゃないもの。
「モモンガ様、レミエル様、今後のご予定をお聞きしても?」
「マーレの陣中見舞いに行く。何が褒美としてよいと思うか」
「モモンガ様とレミエル様がお声をかけるだけで十分かと」
「そう…。モモンガさん先に行っていて、私はも少しここを眺めて一仕事するわ」
「わかった。ではデミウルゴス、レミエルさんの護「ダメよ」
モモンガさんの言葉を遮って私は異を唱えた。
「貴方はここの長。秘書に貴方の護衛をつけてはダメ。行ってデミウルゴス」
「…すぐに戻って参ります」
もう少しここの王として自覚してもらわなきゃなぁ・・・。
さて、一仕事しますか!
「堕天使の甦生・天使の息吹」