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【オーバーロード】慈愛の堕天使は王の秘書

第14章 いざリエスティーゼ王国へ




ジャックが手配した馬車に乗り、中でチャームをかけ直し、レストランへ到着。もちろんエスコートはジャック。
中へ入るとすぐ視線を集め、奥へと案内され進んでいくと…


「お姉様!お久しぶりです!」

「ソリュ、久しぶりね。元気にしていましたか」

「ええ!それにセバスもいるもの!」

「そうだったわね。セバスも久しぶり」

「ご無沙汰しておりますお嬢様」

「お姉様、早く食事にしましょ!お話したいことが沢山あるのよ!」

「ふふ、ええ」


これで仲睦まじい姉妹は演じれただろう…。

テーブルに着いて食事を食べながら、周りに聞かれても大丈夫な内容だけで会話を続け食事を済ませ、馬車に乗り、ジャックは御者に、セバスを中に入れた。


「とてもいい演技だったわソリュシャン」

「ありがとうございます」

「しかし噂を聞いて驚きました。街を歩いてる間に王族と接触しているとは」

「私も貴方たちに言われるまであの小豚が第二王子だなんて知らなかった。王子とは見目麗しいものと思っていたけど現実は違うのねぇ…

それはさておき、私の事はどう噂されてる?」

「天使のように美しい女性が王都に現れたと、貴族の間で話題となっておりますわ」

「冒険者ギルドや街でも同じように噂されているようです」

「ふふ、いい出だしだわ」


これで先程セバスから聞いた貴族のパーティーが行われる会場近くでうろついていればお誘いがくるだろう。
でも意外にもジャックが噂されていなかった、私が目立ちすぎてしまったかしら?


「とりあえずはしばらくこれで様子をみましょう、大胆に動くときは伝言で知らせるわ」

「「かしこまりました」」


屋敷に帰ってきて、用意されていた私の部屋でまったりしていると伝言が入った。


「レミエル、私だ」

「あらアインズ、どうしたの?」

「派手に動いたな」

「街を魅了を使って歩いただけよ?もう耳に入ったの?」

「ああ、お前はただでさえ容姿がいいのにわざわざ魅了を使う必要があったのか?」

「ああ、それは…」


アインズに私が考えていることを全て伝えると納得したようだった。だがそこまでするか…とも言われたけどね。

とにかくそういうことで私は貴族側を調べる方向でというと心配そうな声でああだこうだと色々言われたが知らん。

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