第13章 ナザリック進軍
アインズが守護者を黙らせてもおかしくて私の笑いは収まらなかった。だってあんなに焦った顔を見たのいつ振りかしらw
「レミィ、いい加減笑うのをやめろ」
「ごめんごめん、はぁぁおかしい」
「…そんなに笑うか?」
「だって貴方のあんな顔みたらおかしくなるわ、というか久々にその名で呼んだわね」
「……そうだな…ゴホン、アウラ、この段階で動きがない以上シャルティアにワールドアイテムを使用した者が接触してくる可能性は低いが周囲の警戒を怠るな」
「はい!」
「もしユグドラシルプレーヤーがリザードマン側にいた場合、そしてこちらの味方にならない場合、情報が漏れないように全力で滅ぼす」
「「「「「はっ」」」」」
「じゃあ私はコキュートスの出陣を見送ってくるわ」
「そうか、好きにしろ」
「そうするわ」
ゲートを使ってコキュートスの元へ行くと驚いた声をあげて、跪いた。
「レミエル様、イカガナサレマシタカ!?」
「貴方の出陣の見送りに来たのだけど、お邪魔だったかしら?」
「トンデモゴザイマセン!私ナドノ為二アリガタキ幸セ!」
「コキュートス、貴方の戦い、アインズと共に見守っていますよ」
「ハッ、必ズヤ至高ノ御方方の御慈悲二報イル成果ヲ御約束致シマス」
アインズのもとへ戻り、彼と共にミラーオブリモートビューイングでコキュートスの戦いを見守り、見事勝利を納めた。
そして帰還したコキュートスに労いの言葉を送った。リザードマンの領地をコキュートスが治めること、守護者にもその事を伝えた。
「アインズ様、アノリザードマンはドウサレルノデショウカ」
「あのリザードマン?」
「ハッ、ザリュースとシャースーリューという者です」
「そうだな、私のアンデット作成の材料にでも使うか」
「ソレハ惜シイカト。弱者デハアリマシタガ、強者ニモ怯エヌ戦士ノ輝キヲ見マシタ。死者ノ復活関スル実験ヲアインズ様ハサレタ事ガナイハズ」
ん?待てよ?確かザリュースはあの女部族長と恋人…これは使えるかも…
「アインズ、ザリュースの復活は使えるかもしれないわ」
「なに?」
私の発言に皆が一斉にこちらを見たから、一から説明した。