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【オーバーロード】慈愛の堕天使は王の秘書

第11章 優雅な休息…?



デミウルゴスに連絡をとってすぐ、ジャックが私のもとへ帰還した。


「只今戻りました」

「早すぎ…」

「デミウルゴスから許可もらったんだからいいじゃないですか」

「まぁいいわ、おかえり」

「はい。それで?どうなさったんですか?」


ジャックに私の考え、これからやりたいこと等を全部伝えると納得したようにだから連れ戻したんですねとぼやきやがった。まぁいいんだけどさ、なんだかんだ信頼してるし。





そして後日、アインズと私のもとにコキュートスが敗北したと連絡が入り、アインズの帰還を待って、二人だけで話し合いをするためアインズの部屋へ。


「それで?コキュートスの詳しい敗北は相手の力量を見誤ったって事でいいのでしょうか?」

「今は二人だけだ、そんな堅苦しい話し方はよせ。ああ、だが本音を言うとコキュートスの敗北は予想通りなんだ」

「ふぅん。とりあえずアインズの考えを教えて?しばらく離れていたから全然情報量が違うのよ」

「そうだな、……」


アインズの考え、NPCに己で考え行動する事ができるのか、そしてその考えを私たちに進言できるかどうか、ということらしい。

とりあえず守護者が集まり次第、玉座の間へとなっているが、それまでに話し合いを続けた。

シャルティアの件で全員に命の危険性があるから第八階層守護者ビクティムにも声をかけているということ、デミウルゴスの牧場で作られてる羊皮紙用の皮が低位のスクロール作成での使用に耐えられることがわかり、安定供給を頼むということ、そしてシャルティアの心のケアの事と、色々話した…。


「なるほどね、ようやく理解したわ」

「すまないな、私の不安からお前にはどうしてもここを離れてもらいたくなかったのだ。お前の熾天使の力は私ですら敵わない最大の武器だ」

「まぁ外に出る許可はもらったからいいよ」

「ありがとう。それと相談なのだが…」

「いいよ、ビクティムの件でもシャルティアの件でも、私にできることならね」

「ナザリックの者たちの事になると私はお前に敵わないな」

「当たり前でしょ、暇してるときどんだけみんなとコミュニケーションとってたと思う?」

「そ、そうだな、それは後程皆の前で言おう、行くか」

「オーケー」


準備が整ったのかアインズが手を伸ばしてきたから、大人しくエスコートされて転移した。


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