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【オーバーロード】慈愛の堕天使は王の秘書

第11章 優雅な休息…?




そして夜、アインズがナザリックに帰還し、アインズの部屋でアインズ、そしてアルベドが待っていた。


「アルベドも同席させるのね」

「ああ、お前の言う事をアルベドが知る権利はあるだろうと判断した」

「アインズ様のご命令とはいえ、レミエル様にご許可をいただく前に待機していた事お詫び申し上げます」

「いいのよ。話というのは私も外に出て情報収集をと思ってね。そうなると私もここを空けるからアルベドもいて助かったわ」

「いけません!レミエル様までナザリックを空けられると御身に何かあったときに私共が盾になることができません!」

「アルベド!…レミエル、理由を聞こう」

「アインズ含めナザリックの皆が身を呈して成果をあげているのに私ばかりナザリックで待機なんて嫌…それにここにいても暇なのよ」

「さ、最後のが本音だろう」

「当たり前でしょう!?昔から蝶よ花よと扱うばかり!戦えるしなんならアインズと互角に渡り合うこともできるのに私の防御をいつまでも温存させたくて出してくれない私の身にもなってよ!大体アインズが一番過保護なのよ!最後まで共にいるからって戦闘、はなかったけど前線に出してくれないし!堕天使の力もて余してるんだから!」


ああ、やったわ、爆発したわ。そうよ、ユグドラシルの時からずっとアインズは私に戦闘全然させてくれなかったもん!


「う、うん、すまん…」

「レミエル様がそこまでご不満だったとは…配慮が足りず申し訳ありません」

「アルベドのせいじゃないわ、むしろここでの生活はとても穏やかだし、みんなとおしゃべりする時間も好きなの。アルベドやプレアデスの皆、メイドの皆と一緒に食事したり、お茶したり好きなんだけど、でもそれ以上にそれしかすることがなくて暇なの」

「…確かにもっと情報が欲しいのは事実、だがもう少しだけ待ってくれ。コキュートスの任が終わり次第セバスと合流というのはどうだろう」

「わかったわ、そこにデミウルゴスの補佐をしてるジャックを連れてっていいかしら?デミウルゴスには既に伝えてあるわ」

「デミウルゴスが構わないのなら私に何も言わん」

「ありがとう」


アインズと話をしている最中、アルベドが私といるのが好きだなんてと大きな勘違いをしていたがアインズに任せて部屋に戻り、デミウルゴスに伝言を送った。

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