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【オーバーロード】慈愛の堕天使は王の秘書

第11章 優雅な休息…?




最古図書館で暇潰しに本を物色していると私の記憶にはない本を見つけた。


「これは…?」


中を見ても私には読めない文字が並んでいた。


「いかが致しましたか?」

「デミウルゴス、貴方この本知ってる?」

「お借りしても宜しいですか?」

「ええ」


彼に本を渡して、中身を確認しページをめくるデミウルゴスも顎に手をあて、考えているようだった。


「私の記憶ではこんな本ここにはなかった気がするのだけど、それにそれ私には読めないの、デミウルゴスなら読めるかしら?」

「確かにこのような書はここにはなかったと思われます。この文字はこの世界の文字かと思われますが、、読み上げますか」

「いえいいわ、どんな内容の本?」

「この世界の始まりと伝説のようです」


何故そんなものがここに?何がどうなってんのか…


「それ処分して」

「かしこまりました」


目の前で炎で燃やし跡形もなくなった。そして相変わらず彼の炎が綺麗で見惚れた。


「ありがとう、この世界の事は知りたいと思ってたけどこんなふざけたやり方は気に入らないのよ。ナザリックの者が持ち込んだのじゃないならこんなことができるのはこの世界にナザリックを転移させた者だけ、、小賢しい真似してくれるじゃない」

「いかが致しますか」

「そうね、、私も外に出るわ。自分の目で確認したい。あとでアインズと話し合うけど、もし出る場合ジャックを連れていきたいのだけど、いいかしら」

「もちろんで御座います」

「ありがとう、アインズの命を受けてるから彼から直接許可をもらえないと連れ出せないけど、先に貴方に確認したかったの、もしジャックが貴方の役に立っているなら無理に連れていくつもりはないから」

「お気遣い頂き感謝致します。ですがジャックも創造主であるレミエル様と共に居られる方を選ぶと思いますので私のことはどうかお気になさらず」

「そう、まぁ創造主である私がこんな事言うのもおかしいのだけどジャックよりデミウルゴスの方がとても賢いもの。流石ウルベルトさんの子だわ」

「お褒めいただき光栄です。我が創造主ウルベルト様もさぞお喜びでしょう」

「そうだと嬉しいわね、先に部屋へ戻るわ」

「はっ」


転移を使い自室前に。部屋に入ってすぐアインズに伝言を送って夜に話す事になった。

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