第8章 そして嵐は突然に…
アルベドとアウラとその部下たちも無傷でナザリックへと帰還し、その情報を先に聞いて、ゴッズアイテムの使用も考えられるため、これはアインズにも相談するべき状況と判断し、アインズにエランテルでの依頼が終わり次第帰還を伝えた。
「おかえりなさいませ、アインズ様!」
「おかえりアインズ」
「アルベド、しばしレミエルと二人で話したい、席を外してくれ」
「待って、その前にアルベドから詳しい状況を聞いて、私はもう少し準備をしてくるから」
「準備?…わかった。では準備ができ次第私の部屋へ。アルベド、報告を」
一旦部屋に転移して、アイテムを取りに戻った。
おそらくこれが必要だろう…シューティングスター、ウィッシュ・ア・ポーン・スターを三度使える課金アイテム、アインズが私に預けたアイテム。
彼が、ボーナスをはたいた超超レアアイテムだから持っていてほしい、と頼まれたアイテムを使うことになるなんて…。
そのアイテムをもってアインズの部屋で待っているとどこか疲れた顔をして現れた。
「お待たせしました」
「私もさっき来たばかりですよ、それより口調いいんですか?」
「あ、ああ、すまぬ」
「では今後の話をしましょう」
「うむ、まずは私の代わりに守護者への指示助かったぞ、シャルティアの居場所、状況は先程アルベドより全て聞いた」
「ええ、ですからこれを」
「!、よくわかっているな、流石だ」
「何年隣にいると思ってるの?」
「そうだったな…だがしかしゴッズアイテムを使う事態になるとは…」
「ええ、私も驚いたわ。こんなことになるならここに転移した時点で皆に魔法をかけておくべきだった」
「だがそれではお前のっ!、なんだナーベラル!今はレミエルと…いやすまぬ、続けてくれ………わかった、すぐ向かうと伝えてくれ
すまない、急用ができた。エランテルでもシャルティアの件で話が来た」
「!、なら魔封じの水晶をもっていくといいわ」
「ふっ、同じことを考えていたな」
「何としてでも一人で依頼を受けるよう促してね」
「わかってる、では行ってくる」
「いってらっしゃい」
だがお前の、か…わかってるよ、天使化のMP大量消費とは別にMP消費が激しくなってしまうこと…。
けどそれでも私は皆を護りたいんだよ、モモンガさん…。