第4章 秘書としての役目?
デミウルゴスにエスコートしてもらい大浴場に向かっている。
間近でみるとナザリック内でイケメン枠は絶対デミウルゴスだよねぇ、ジャックもイケメンだけど私が作ったNPCだから無しだし…
セバスはダンディだけどイケメン枠ではない、マーレは男の娘だし、可愛いから全然いいんだけどね。
「私の顔に何かついていますか?」
「いいえ、ただ、デミウルゴスは素敵な顔をしているなぁ、と」
「お褒めいただき光栄です。私を創造してくださったウルベルト様もさぞお喜びになるでしょう」
「そうだと嬉しいわ。ここでいいわ。お風呂の後話があるので準備ができたらソリュシャンを寄越すわ」
「かしこまりました」
「では後程」
大浴場の扉を開けるとソリュシャンが待っていた。
「ごめんなさいね、長い時間待たせてしまって」
「とんでもありません。レミエル様は至高の御方、お忙しい事は重々承知しております」
「ありがとう」
あれ…ゲームでは回復とか息抜きの為にお風呂の時いつもソリュシャンが側に控えていたからつい呼んだけど、一人で入ってもよかったんじゃ?
「ではお背中お流し致します」
「ええ」
まぁいいか!
ソリュシャンの手が優しく髪を、身体を、羽根を綺麗にしてくれる。まるでエステにいる感覚。これなら毎回ソリュシャンに頼んでもいいかもぉ…。
「ねぇソリュシャン」
「なんでしょう」
「これからもソリュシャンにお風呂のお手伝いしてもらいたいわ、お願いできるかしら?」
花が咲くように美しく微笑んだソリュシャンの声はとっても上機嫌に了承してくれた。
「もちろんです!至高の御方のお背中をお流しできる栄誉をくださりありがとうございます」
「栄誉なんて大袈裟ね。はぁ…ソリュシャンの手とても気持ちがいいわね」
「お褒めいただき光栄です」
お風呂を上がってネグリジェに着替え、ソリュシャンはデミウルゴスを呼びに。
コンコン(扉のノック音が部屋へ響き、お入りと声をかけ、入ってきたのはデミウルゴス…とアルベド。
……え、アルベド!?
「「御身の前に」」
「待っていたわ。さて、今後のお話をしましょうか」
そして二人の現在考えていること、今後の仮活動方針等、色々聞いた。二人ともNPCとは思えない知識量だわ…。