第3章 友達の香り
「もちろん初めましてだよ、でも復見さんの事はみんな知ってると思う」
やっぱり初めましてだよね!ん?なんで皆私の事知ってるの!?私って有名人!?
「そうだね、ほとんどの人が知ってるんじゃないか」
みんなが知ってるの??どういう事!?!?
って、あれ??私今、
『どうして私の心の中が分かるの!?てか、喋ってた!?私心の声漏れてた!?いつの間に』
「俺の個性だよ、個性は洗脳。言葉を交わすとかかる」
洗脳、なにそれ!すごい!!!
『なにそれ!凄いね!!言葉を交わした相手の事の心の中読んじゃうの??凄いね!!』
隠し事出来ないって事かな、すごいなーー!
カッコイイ個性だぁ!
「心を読むとは違うんだ、洗脳だから相手を操るってこと」
相手を操る!?すごーーーい!!
言葉を交わした人の事を操るのか、なんて個性なの!強固性!!
『すごいね、その個性!私は…』
「席に付けー」
先生が教室に入ってきてた
話の途中なのに!残念。
『先生きちゃった!席戻るね!』
心操くんにそう告げて本来の自席に向かう