第5章 感動の再会?
とりあえず今日も早退をすることになり、授業についていけるか不安感を抱きながら下校する。どうして自分はこうなんだろう。うつむき悶々と考えて、先程先生に言われたことを思い出す。
「そうだ…深く考えない、ようにしなきゃ」
額に手を当て前髪をかきあげる。
__ん?
「あつ…い?」
違和感を感じもう一度額に手を当てる。確実に発熱しているといえるほどの熱量をもったおでこに驚きつつ、ため息をつく。
「嘘でしょ…」
ストレスで発熱?
そんな事あるのかと些か信じられないが、自分がストレスを溜め込んでいる事も信じられていないので、可能性は充分あるのかもしれない。
とりあえず真白は近くのコンビニに寄り、ヨーグルトや水を買って自動ドアをぬける。
予想外の出費に頭が痛い。
とりあえず、お金のことは気にせずに自分の体調を整える事を第一に考えよう、とどんよりした気持ちで帰宅した。