第5章 感動の再会?
「ん………あ、れ…」
少し身じろぐと清潔な匂いが漂ってくる。自分にふわふわした白い布団がかけられていることに気がついて、ぼーっと辺りを見回すと、どうやらここは保健室らしい。
__あ、そうだ、私吐いちゃって……あ!!運んでもらって、寝ちゃったのか…!!
またしても失態をおかしてしまった。自分が周りに迷惑をかけてしまっていることは重々反省しているのに…どうしてこうなってしまうのか。
まずはきちんと謝らねば。
「お、起きたか?」
シャッと軽快な音がして、ベット周りを囲っている薄ピンクのカーテンがひらける。そこから顔を見せたのは保健室の先生で、心配してくれているのは見るからにわかる。真白は申し訳がなくて、起き上がって深々と頭を下げた。
「本当に、迷惑をかけて…ごめんなさい」
「迷惑なんて思ってねーよ、むしろこれが仕事だ。それより、お前の体調の方が心配だな」
__そうだ、吐いちゃったんだっけ…
「私…どうして吐いたりしたんでしょう…なにかおかしいものとか食べた記憶はないんですけど…」
「断言はできないが、俺は確信してる」
先生はゆっくりと、私の吐き気や頭痛の原因は、
「___ストレスだ。」
ストレスのせいだと、言った。