第5章 感動の再会?
バタバタバタ___!!
おもいきりトイレの個室をあけ床の汚さなんか気にせず座り込む。フタを開きその空洞に顔を勢いに任せ埋め込み、逆流してくるものを吐き出す。
「__っ、ごほっ、ぅっ、……え、」
便器の溜まっている水に胃の内容物が散らされる様は言葉にできない程酷い。気持ち悪さが少しずつおさまってきて目を開くと、自分の中から出てきたとは思い難いモノが霧散していた。
__まにあってよかった…
2、3回咳をしてからトイレットペーパーで口を拭く。ハンカチは机の中なので仕方ない。本来座る部分である便座も綺麗に拭き、水を流した。
はぁ…はぁ…と、座り込みながら肩で息をしているとクラスメイトの声が聞こえてくる。
「ましろーだいじょうぶー?吐いちゃったのかな?」
「担任がコウ先生呼びに行ってるからねー」
気遣い屋のクラスメイトは、真白が吐いたところを見られたくない気持ちを察してくれているらしく、トイレの入口で待っていてくれる。
とてもありがたい。
が、もう吐き気も収まったのだから保健室の先生を呼んでこなくてもいいのでは?
「ありがとう…でも、もう吐き気おさまったから___」
「おい!!!」
___え