第3章 最悪な出会い
指とは比べ物にならない異物感と張り裂けそうな痛みが真白を襲う。
「あああっ……い"、いっ、た、ぁ"ああ!!」
「………っ、せま、」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
いたいいたいいたいいたいいたい……っ!!
耐えきれない痛みで全身から汗が吹き出す。体も表情も強ばって辛いのに、なぜだか背を向けているせいでこんな顔を見られなくて良かった、と心の隅で思う。
一度ナカの動きが止まり、もう終わりだと思ったらまだ奥へ突き進んでくる。
絶対血がでてる…もう嫌だ…来なければよかった…あんな手紙、無視してれば…っ
後悔が襲ってきて迂闊だった自分を責め続ける。
「あー……、せめぇな…」
自分は女としての大事なものを失ったというのに。
せめてもの抵抗に、少し首を後ろにまわしてできる限り睨む。視界が潤んでいるので相手の表情は見えないが、腰を強く抱き直される。
「なんだよ?…その顔、誘ってきたのそっちだろーが」
責任転嫁!?私はあなたなんかにこんなことされたいなんて………
「んっ」
いきなり奥をずん、と突かれておもわずこえがでる。いつのまにか痛みは消えていて、ナカの圧迫感だけを真白は感じていた。