第1章 公休日の前日〈主人公目線〉
怒涛の津軽さんとの晩御飯会が終わって、部屋に着いた時間は、午前2:34分。
イタリアンのお店では........。
ウサちゃん、このパスタに何種類の食品添加物入ってると思う?とか
ウサちゃん、このパスタの小麦粉が作られた、原産国の土地には何種類の汚染物質が入ってたと思う?とか、
ウサちゃん、このパスタに、毒物を混入させたいとしたら何にする?とか、
ウサちゃん、今、何回咀嚼したか覚えてる?とか、
ウサちゃん、このスープの温度何度か、厳密に教えて、とか、
そんな事聞かれて美味しく食べれないーーって!!!内容の
質問攻め。
スイーツのお店では、自分で連れて来て置いて..........。
延々と糖質制限すると身体に良いという根拠の蘊蓄(うんちく)
飲みに行った居酒屋では、
飲みに来てる人全ての、職業と家族構成、年齢を言って当ててみてとか、
嫌がらせとしか思えない質問攻め。
(ホント疲れたよ)
わたしは、とりあえず、お風呂に入った。
お風呂から出て、携帯を見ると、津軽さんからのLINEの着信。
気付かない事にしようかと思ったけども、とりあえず開くと、
『ウサちゃん、お疲れ様〜。
今日は楽しかったね〜♥
悪いけども、明日、俺 仕事だから、買って来てマンションのドアに掛けて置いて欲しいもの書いとくね。ウサちゃんに悪いから、アマゾン川の天然水1リットルだけでいいよ。大丈夫だよね?ウサちゃん、明日公休日だし』
目が点になりながら、お肌のケアも髪の手入れも、そこそこにして、眠ったわたしだった。