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ヤキモチが止まらない【恋人は公安刑事】津軽高臣編

第6章 津軽さんの喜び組さん 《主人公目線》


津軽さんが、ロールキャベツに、ワサビをたっぷり付けて食べている。


「美味しいよ。ウサちゃん、このロールキャベツ」



「ヨカッタデス」



「ウサちゃん、ご飯食べたら、マッサージしてね。津軽さんの、喜び組さん。マッサージ屋さんの制服も支給するからさ」



「え!!!!、制服って、バ、バニガールですか!?!?」



「そうだよ。喜び組さん」



いとも簡単に言い放つ津軽さん。



(無理ーーーーーーーー!)



「なんて顔してんのよ。津軽さんの喜び組の班長さん」



(班長って、いきなりハードル上げられてるしーー!)



「まあさ、ウサちゃん、犯罪も起こして、執行猶予中の身だし津軽さんをいい気分にさせた方が良いと思うよ。同情するけどさ.......(ぶっ!)」



!!!



(あ!!この人、今絶対、心で吹き出した!!絶対吹き出した!!)




「はいはい。まあ、これでも飲んで、冷静に行動しなよ」



津軽さんが、いつの間にか用意していた黄色い液体の入ったグラスをわたしに渡しながら言った。



「こ、これはなんですか?」



「喜び組って名のカクテル見つけたから買って来たんだよ。K国のカクテルだって」



(K国ってーーーーーーーー!いくら喜び組の原産国でも、そんなのあるはずない一一!!!)



「飲んで、ウサちゃん」



津軽さんが、飲んでの部分だけ圧をかけて、わざとらしい優しい笑顔で言った。
わざとらしい優しい笑顔なのに、一瞬見惚れてしまう程の美形の津軽さん。



(いやいや、これ飲んだら絶対やばいってーーーーーーーー!)



「イッキ、イッキ、イッキ!」



津軽さんが楽しそうに手を叩きながら言った。



「津軽さん。一気飲みは危険な飲み方って知ってますよね?」



「それはさ、500ml以上もあるような大量な場合でしょう?それは、200mlもないから、大丈夫だよ。早く飲みなよ。班長さん」



班長は自分でしょ!って思う心の声は飲み込めたものの、黄色い液体を飲む事は、危険過ぎて飲み込めないでいると津軽さんが言った。



「じゃあさ、最初に制服に着替えるのと、それ飲むの先にするのどっちがいい?」



「どっちもいやです!!」



「あれ?ウサちゃんに拒否権あったっけ?」



「それでも、いやです!!!」
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